旧松江市立大谷小学校(TERRACE OODANI)

廃校を再生した複合施設

2021年に閉校した旧松江市立大谷小学校の校舎を活用した複合施設「TERRACE OODANI」。VIVANT第5話、野崎と園長が会話する場面のロケ地として登場する。

140年余りの歴史を刻んだ松江市立大谷小学校・幼稚園は、2021年3月に静かに幕を下ろした。2005年に松江市へ編入された旧玉湯町の一角、少子化が進む山間部ではこうした学校統合が相次いでいるが、この木造校舎は取り壊されず、カフェやレストランが入る複合施設「TERRACE OODANI」として再び息を吹き込まれている。薪火を使った料理を出す「薪火cafe KOTA」、レストラン「火と時」などが軒を連ね、廊下や教室の面影を残した空間づくりが訪れる人の目を引く。黒板の跡や柱の傷、当時のままの木の階段が、かつてここに子どもたちの声が響いていたことをそのまま伝えている。校庭だった敷地は駐車場や庭として活用され、山あいの静けさの中に建物だけが時を止めたように残っている。 VIVANT第5話では、閉校前のこの木造校舎で野崎と園長が言葉を交わした。野崎守は警視庁公安部で乃木の動向を追う理事官で、常に先読みして用意周到に事を進める人物として描かれる。廊下の奥から差し込む光と木造校舎特有の質感が、緊張感のある会話シーンに深みを添えている。旅行会社の公式ロケ地ツアーにも組み込まれ、ドラマファンの巡礼先として名前が広まっていった。 現在は学校ではなく、営業中の商業施設だ。外観だけを見て回るという発想は成り立たず、営業時間内に来店することが前提になる。見学だけでなく、実際に食事や買い物で立ち寄れる場所として、地域の交流拠点の役割も担っており、平日でも訪れる客の姿が絶えない。他の利用客への配慮と、各店舗が定める撮影ルールを守りたい。松江駅からは車で25分ほどかかり、公共交通の便数は少ないため、訪問の際は事前に営業日と時間を調べておくと無駄足を防げる。

アクセス: 松江駅から車で約25分(公共交通は不便)

登場シーン

作品

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