ヴォーリズ設計、主人公たちの高校のモデルとされる旧校舎
ヴォーリズ設計、1937年築の旧小学校校舎。「けいおん!」の高校のモデルとされ、2009年から一般公開されている観光施設。
豊郷小学校旧校舎群は、滋賀県犬上郡豊郷町にある旧豊郷町立豊郷小学校の校舎群で、近江商人・古川鉄治郎の寄付により、アメリカ人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築事務所が設計し、1937年(昭和12年)に竣工した。左右対称の白い外壁とスパニッシュ瓦、正面玄関の丸窓など、昭和初期の学校建築として高い意匠性を持ち、老朽化に伴う校舎統合の際には解体・保存の是非を問う住民投票が行われるなど、地域を揺るがす議論の的にもなった歴史を持つ。現在は解体を免れた校舎が2009年5月から一般公開され、図書室や展示室、子育て支援センター、観光案内所、カフェなどが入る複合施設として活用されている。この校舎は、京都アニメーション制作のテレビアニメ「けいおん!」シリーズで主人公たちが通う「桜が丘女子高校」の外観・内装のモデルになったとファンの間で広く推察されており、京都アニメーション側は直接のモデルであることを公には認めていないものの、豊郷町自体はこの評判を受け入れ、聖地巡礼で訪れる観光客のための案内整備や関連グッズの販売など、町おこしの一環として活用してきた。校舎内は見学ルールに従って自由に見て回ることができ、豊郷町を訪れる作品ファンにとって定番の目的地になっている。
アクセス: 近江鉄道本線「豊郷駅」から徒歩約15分。